結婚は、健常者・障害者関係なく出来るものではありますが、どうしても障害者の方は、健常者の方と比べて出会いや交際の機会に制限がかかってしまうことがあります。
そのため、なかなか結婚まで進まないケースも多くあります。
結婚はしたいけど、なかなか婚活が上手く進まなかったり、理解してくれる人と出会えなかったりと悩んでいる人もいると思います。
そういった人達に活用してほしいのが「結婚相談所」です。
結婚相談所は、真剣に結婚を考える男女が出会う場所で、相談所に所属しているカウンセラーが最初の出会いから結婚までサポートしてくれる婚活サービスです。
確かに結婚相談所は結婚を前提とした活動をするには、最適のサービスだと言えます。
しかし、このような悩みや不安を持つ方もいるでしょう。
・障害のある自分が結婚相談所に入会できるのか?
・活動を始められてもお相手を見つけることができるのか?
こういった不安を持ってしまうのも仕方ないと思います。
ですが、結婚したいという気持ちは誰にでも平等にあり、ネピスではその気持ちを応援したいと考えています。
障害を持っているけど、婚活を頑張りたいと考えている方は、ぜひ最後まで読んでみてください。
障害者の婚姻率について
まず最初に障がいを持つ方が、どのくらいの割合で結婚しているのかを確認してみましょう。
株式会社ゼネラルパートナーズが運営する障がい者総合研究所が公表している「障がい者の結婚に関する意識調査」によると、国内における障害者の婚姻率は26%となっています。(参考:株式会社ゼネラルパートナーズ 障がい者総合研究所)
対象 | 配偶者あり | 配偶者なし | その他 |
健常者 | 57.4% | 26.4% | 16.2% |
身体障害者 | 60.2% | 35.4% | 4.4% |
精神障害者 | 34.6% | 63.9% | 1.5% |
知的障害者 | 2.3% | 96.7% | 1.0% |
また上記の表からわかる通り、障害の種類によっても婚姻率に違いが見られます。
身体障害者の方と比べると、精神障害者や知的障害者の配偶者ありの割合は低めです。
特に知的障害者の方の配偶者ありの割合は低く、約50人に1人という結果になっています。
この結果からわかる通り、身体障害者の婚姻率だけで見ると、健常者の婚姻率を超えていますが、全体の数値で見るとやはり婚姻率は低い傾向にあります。
ですが、結婚願望の有無は健常者・障害者ともに66%の方が「いずれ結婚したい」と回答しています。
結婚したいという想いは、健常者であっても障害者であっても変わらないということがわかります。
障害者の婚活が難しい理由
では次に、障害者の婚活が難しいと言われる理由について話していきます。
出会いの機会が少ない
障害者の方は、健常者の方に比べると日常における活動範囲が狭まります。
社会人の方であれば、職場と自宅での往復が日常となってしまうことが多いため、どうしても出会いの機会が減ってしまいます。
日常における出会いの機会は、健常者の方であっても社会人になると少なくなってしまいます。
出会いの機会がないと、結婚相手を見つけることは難しくなるので、自分からその機会を作るしかなくなります。
ですが、障害者の中には日々の仕事をこなすだけでも大きな負担がかかる方もいるので、婚活をすること自体が難しい方もいます。
そのため、障害者の方は出会いの機会が少なくなってしまいます。
お相手に負担がかける可能性がある
結婚相手に日常生活で負担をかける可能性があるということも、障害者の結婚が難しいと言われる点です。
日常生活において、自力での解決が出来ない(一人で外出が出来ない、身の回りのことができないなど)場合、結婚相手の協力が必要不可欠になってきます。
また「障害が結婚において将来的に支障になると思うかどうか」というアンケートでは、未婚の障害者の71%が「支障になると思う」と回答しています。
ですが、既婚者の障害者のうち75%が「支障にならなかった」とも回答しています。(参考:株式会社ゼネラルパートナーズ 障がい者総合研究所)
実際は結婚してから障害が支障にならなかったという人が多いということがわかります。
ですが、障害によって結婚や婚活に支障があると考えてしまう方も多く、障害者の結婚が難しいと言われる理由の一つです。
経済的に不安定な方が多い傾向にある
障害者との結婚について、経済的な不安から生活の安定が難しいと考える人も少なくありません。
もちろん健常者の方よりも、収入が多い障害者の方ももいますが、全体で見ると障害者の年収はやや低い傾向です。
対象 | 平均月収 |
身体障害者 | 215,000円 |
知的障害者 | 117,000円 |
精神障害者 | 125,000円 |
対象 | 正規雇用率 |
身体障害者 | 52.5% |
知的障害者 | 19.8% |
精神障害者 | 25.5% |
厚生労働省による「平成30年度障害者雇用実態調査の結果」から障害者の方の平均月収を見ると、上記の通りになります。
また障害者の正社員の割合は見てわかる通り、身体障害者の方でも2人に1人は非正規雇用になります。
特に、知的障害者や精神障害者の方は月収も低く、正規雇用率も身体障害者に比べて低いので、人によっては生活に十分な収入が得られていない場合もあります。
このような点から、安定した生活を送ることが優先される結婚において、障害者との結婚が難しいと言われています。
障害者の結婚相談所での活動について
障害者の方の婚活は、健常者の方に比べると難しいと話してきましたが、それでも障害者の方でも結婚はしたいと考える方も多くいます。
そのため、ここからは障害者の方でも結婚相談所で活動できるのかどうかを話していきます。
入会条件を確認してみよう
まずは、結婚相談所に問い合わせしてみましょう。
結婚相談所は、それぞれに入会条件や資格の基準が定めれているので、1件ダメだったら全部ダメということはありません。
結婚相談所の入会条件に「心身ともに健康であること」が定められている相談所もありますが、障害や病気などの種類・症状にもよっては入会できるケースもあります。
そのため、一度問い合わせをしてみて、カウンセラーと相談をしてみることをオススメします。
活動を始められた時は
結婚相談所に入会できた時は、下記のことを意識して活動していきましょう。
・障害を持っていることを隠さない
・障害者だから…とネガティブに考えない
・障害者の方を候補に入れる
障害を持つ方の中には、自身の障害を「いつか伝えよう」と無理に隠そうとする方もいます。
ですが、そうすると隠し事をしている罪悪感や後ろめたさを感じてしまい、婚活に真摯に向き合うことが出来なくなってしまいます。
また隠していたことで、お相手が裏切られたと感じてしまうこともあるので、無理に隠そうとはせずに活動をするべきです。
最初から障害者であることを伝えて、それに理解のある方を探す方が、成婚までも進む可能性も高くなります。
また障害を持っている事を、ネガティブに考えるのはやめましょう。
自身の障害も個性として見ることで、婚活も進みやすくなると思います。
どんな人にも身体・性格などの個性や違いがあるので、障害者の方だけが特別ということはありません。
しっかりと自身の障害を向き合って婚活をすることで、お相手にも前向きな姿勢で頑張っていることが伝わりやすくもなります。
そして障害者の方を候補として入れることもオススメします。
同じく障害を持つもの同士、理解できる気持ちや分かり合える部分も多くあると思います。
もちろん結婚できるかどうかの判断は、しっかりとした上で、それでも同じ障害者の方と結婚される方もいます。
お互いの障害をしっかりとフォローしながら、結婚生活を送っている方もいるので、選択肢として候補に入れることをオススメします。
婚活では障害は不利になる?
やはり障害を持つ方は、婚活では不利になってしまいます。
ただ不利になるからと言っても、結婚できないわけではなく、健常者の方に比べると少し難しいというだけです。
健常者の方に比べると、お見合いの成立や仮交際に進める確率などは低くなってしまいます。
それらを理解した上で、活動を始める必要がありますが、結婚したいという気持ちがあるのなら、結婚相談所での活動をオススメします。
京都婚活サロンNepisuでの活動事例
ここでは、実際にネピスで活動されているご障害を持った会員様の活動事例を3つ紹介していこうと思います。
精神障害をお持ちの30代女性会員様
1人目の方は精神障害をお持ちの30代女性会員様です。
この方は発達障害の手帳をお持ちで、最初はどのように進めていけばよいのかが分からない状態でした。
「結婚がしたいが一人での活動は難しい」と考え、結婚相談所を探していく中でネピスにご入会されました。
最初はコミュニケーションの取り方や他者との距離感、空気の読み方などがわからずにお見合いをお断りされてばかりでした。
お見合い中に言ってはいけないことやその場では言わなくていいことなど、カウンセラーからも改善点を伝えてゆっくりではありますが学んでいきました。
今まで自身の障害が悩みとなり一歩踏み出すことが難しかった彼女も、カウンセラーのサポートがあることで安心感もあり、たくさんのお見合いをしていきました。
その中で、コミュニケーション能力も少しずつ上がっていき、仮交際に進みたいという男性と巡り合うことができました。
現在はその方と仮交際から真剣交際に進み、結婚に向けて進んでいます。
聴覚障害をお持ちの20代男性会員様
2人目は聴覚障害をお持ちの20代男性会員様です。
10代のころに病気の影響で片耳が聞こえなくなってしまったそうです。
日常的な生活は最初は慣れなかったそうですが、事故から数年が経つ頃にはほとんど影響が出なくなったとのことです。
実際、ご本人から「聴覚障害がある」ということを聞かなければわかりませんでした。
結婚相談所に入会する以前は、マッチングアプリなどで活動をされていたそうですが、聴覚障害を持っていることを話したらお断りされたことが多かったそうです。
そのため事前に障害があることを伝えて、それでも結婚を考えてくれる女性とだけ会いたいとなり相談所に入会されました。
プロフィールに障害のことを記載し、それでも会っていただける方とだけに集中したいと希望がありました。
障害のことをプロフィールに記載している方や、カウンセラーにしか見えない項目に記載されている方など、やり方は色々あります。
彼はプロフィールに記載することで、最初から障害は問題ないと考えてくれる女性のみに絞っていこうと考えました。
お見合いが組みにくくなるというデメリットもございますが、それでも最初から伝えたいという彼の希望に応えて、今もお見合いをこなしている状態です。
活動を始めてから十数人と会って、仮交際に進んでいる方もいます。
とても爽やかな好青年ですので、きっと彼のお人柄に魅力を感じてくれる女性と巡り合うことができると思います。
身体障害をお持ちの30代女性会員様
3人目は身体障碍を持っている30代女性会員様についてです。
この方は過去に交通事故で右足が動きにくくなったそうです。
歩行をする際に健常者に比べると早く歩いたりは出来ないそうですが、日常生活にはあまり影響はないとおっしゃっていました。
活動を始めたきっかけは学生時代の友人が結婚したのが理由で、今まで興味はなかったし、自分の身体の事もあるからと結婚については無関心だったそうです。
ですが、ご友人の幸せな姿を見て自分も結婚したいとなり、全く経験も無くプロに任せたいということで、相談所に入会されました。
最初は自分の年齢からあまり自信が無かった彼女ですが、相談所に入会してみるとたくさんの男性からお申込みが来て、本人も驚いていました。
ご自身の障害のことはお見合いで直接話したいということで、実際に会った時にしっかりとご自身の口から説明してもらいました。
もちろんそれが理由でお断りされることも多かったですが、内容よりもしっかりとお話をしたことに対して誠意を感じてくれた男性がいました。
「言いずらいことを最初にしっかりと話してくれた彼女の人柄に惹かれました」と男性の方がお話をしてくれました。
活動期間としては1年ほどでしたが、最後はその男性と成婚退会して、今は夫婦二人で幸せに過ごされています。
京都で入会するならネピスがオススメ
障害を持つ方で、結婚相談所で真剣に婚活をしたいという方は、ネピスの結婚相談所を検討してみてはいかがでしょうか。
活動事例にもあるように、ネピスでは障害や病気を持つ方でもしっかりと将来を見据えて活動をすることができます。
なによりネピスでは、障害や病気を持つ方の婚活を応援していきたいと考えています。
基本的な入会条件はこちらになります。
・20歳以上の法的独身(男女)の方
・結婚を真剣に考えている方
※婚姻歴、年齢、学歴、勤務先、年収額などは審査対象ではありません。
障害や病気を持っているかどうかは関係なく、誰にでもある「結婚したい」という気持ちを尊重したいと思っています。
もちろん入会前に障害や病気についての話をしっかりと聞いたうえで、活動におけるリスクも説明させていただきます。
もし、障害者の方で結婚相談所を検討している方がいましたら、ぜひ一度無料婚活カウンセリングを受けてみてください。
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